モルディブでのダイビング
モルディブは地上より海中だと言われる。だから、モルディブが世界でも有数のダイビング地として知られているのも驚きではない。
この国は数多くのリーフに恵まれている。1000種以上の魚がここで暮らしており、その中の300種がモルディブで初めて記録された種だ。何百ものハードコーラルやソフトコーラルがリーフを色鮮やかに飾っている。
リーフは数え切れないほどあるので、ダイバーは次から次へと泳いでいくことができる。それ以外にもダイビングポイントにはそれぞれ独自の特徴や魅力がある。
環礁の外側のリーフは強い波からモルディブを守る要塞となっている。リーフは頑丈で侵入を許さない。モルディブを通っているチャネルには、突起した岩や割れ目、ケーブといった珊瑚のユニークなフォーメーションが続いている。
チャネル内は栄養が豊富なので、ケーブやオーバーハングはソフトコーラルや多彩な無脊椎動物、ウミウチワ、スポンジなどが敷き詰められている。また、キャニオンやドロップオフも多く、エキサイティングなダイビングが楽しめる。外洋魚、肉食魚、リーフフィッシュが勢ぞろいして、この栄養分が豊富な海域に食事にやってくる。
チャネルを越えて、環礁内に入るとティラやまるで番人のような岩がある。海底からそびえ立つ岩は水面まであと数メートルのところにまで達している。ティラには多種多様な魚が住んでいて、絵のように美しい眺めが楽しめる。
ダイビングが大好きな人はモルディブは世界で最高のポイントだと言う。200種以上のサンゴと何千種類もの魚がいるモルディブはマリンライフの宝庫だ。一度潜ったら、揺れ動くソフトコーラルやカラフルで抽象的な柄のハードコーラルに驚かされるだろう。
地球の3分の2以上は海だ。しかし、モルディブは99%が海でほんの1%だけが陸だ。何千ものチャネルやティラ、ギリがあり、本当に見きれない。
ダイブセンター
モルディブのリゾートに不可欠なものと言えば、ダイブセンター。リゾートによって、ダイブセンターの規模や設備が異なってはいるが、どのダイブセンターでもすべてのタイプの国際ライセンスを受け入れており、機材のレンタルも可能。そして、多言語のプロのダイビングインストラクターがサービスをしてくれる。
ダイブセンターは年中ダイビングを行なっている。そして、どのボートもラジオ、救命胴衣、旗、酸素、応急セットを備えている。
ダイビングを学びたい人のために、リゾートではオープンウォーターコースやスペシャリティコースも行なっている。関連図書も充実し、定期的にスライドやビデオでダイバーを楽しませているダイブセンターも多い。
ダイビングサファリ
ダイビングサファリでは リゾートでのダイビングとはまったく異なった経験ができる。サファリに乗れば、ひとつの環礁だけでなく、いろいろな環礁の多種多様なダイビングポイントへ行くことができる。サファリは1年中運航されているが、ベストシーズンは11月から4月までだ。サイズ、設備の違う様々なボートが運航している。
モルディブでのダイビング規則
- ☆ 最高深度:30m
- ☆ Cカード、ログブックの携帯
- ☆ 24時間以内の飛行機の搭乗禁止
- ☆ 海中生物への接触禁止
- ☆ 餌付けは適切な行為ではなく、勧められない